株式会社 遊友館
宵闇幻影奇譚:黄泉返り、共に歩むPBW

人ならざる者達

一つの命を共有する「宵闇の者」と「業魂」
一方は「人でありながら人でなくなった者」、一方は「人とは異なった存在でありながら人を模した者」
宵闇の者 業魂 宵闇の者と業魂の一体化
業魂の暴走 複数の業魂との結魂 業魂の種類


■宵闇の者(よいやみのもの)

宵闇の者と業魂  一度、死亡した後、体を乗っ取ろうとした闇の存在達の支配に打ち克ち、黄泉返った人間です。
 見た目や身体的能力は生前とほとんど変わりませんが、その肉体は闇の存在によって再構成されたものであり、闇の存在と命を共有する「結魂(けっこん」状態となります。

宵闇の紋章  宵闇の者となった者は、片方の掌に「宵闇の紋章」が刻印されます。但し、宵闇の者の意思で、「宵闇の紋章」を浮かび上がらせたり消したりできます。
 肉体的な能力は、基本的には通常の人間と変わりません。生きていく為には食事や睡眠を取る必要があります。子供を作る事もできますし、産まれてくる子供は普通の人間です。通常の人間同様に成長も老化もおこり、寿命は80歳程度です。怪我をすれば赤い血が出ますし、病気になる事もあります。
 但し、宵闇の者が突発的に瀕死の重傷を負った際、宵闇の者の損傷した部分を業魂が擬似的な肉体を生み出して補う事があります。この行為は業魂自身が任意に行う事はできず、宵闇の者と命を共有する業魂の一種の本能的な反射と推測されています。

 宵闇の者となる事で、特殊な精神的影響を受けることはありません。以前の人格と同じままです。

●宵闇の者に溜まる「穢れ」
 宵闇の者は、業魂に関わる事によって、体内に「穢れ」を蓄積する事になります。
 「穢れ」は日常生活においては影響を与えませんが、業魂の暴走を引き起こす要因となります。
 この為、宵闇の者は定期的に、華羅皇神社で禊(みそぎ)の儀式を行い、体内に蓄積した「穢れ」を分離します。
 この際、体から分離させられた「穢れ」は、周囲の霊力を取り込んで、「依霊珠(よりひのたま)」と呼ばれる石状の物体となります。

※「穢れ」は現実時間で1日経過したり、ノベルやイラスト商品を発注すると蓄積します。
※「依霊珠」はゲーム内通貨として、様々な方法で消費されます。

■業魂(ごうこん)

 体を乗っ取る事ができなかった闇の存在は「業魂」と呼ばれる存在となります。業魂は、結魂している宵闇の者の霊力を糧として、擬似的な肉体を形成します。

●外見的な特徴
 業魂の外見は一見すると、人間と全く変わりません。但し、必ず下記の2点の特徴があります。

 「体のどこかに紋章のような印が刻まれている」
 「体のどこかに鎖(「魂約の鎖」)のような物が絡まっている」

 「魂約の鎖」は業魂の肉体の一部であり、体から物理的に剥がす事はできません。鎖の大きさや長さに決まりはありませんが、一般人からも普通に見える為、業魂が人に紛れて暮らす際に、最も扱いに困る部分と言えます。

●メンタリティー
 業魂は最初に肉体を形成した直後に、人間並みの知能を持つようになります。また、生まれた地域に応じたその外見年齢に則った一般的な知識も併せ持ちます。自らが人を模した存在である事も最初から認識しており、結魂している人間と共に生きる、という自覚を持っています。業魔に対しては、本能的に敵対的感情を持っています。
 業魂がどういった経緯により、これらの知能や知識を入手しているか全く判明していません。

 自我を持った後の業魂の人間的成長は、個体毎に大きく異なります。「共に生きる」という意識に忠実な者もいれば、できるかぎり独立独歩を目指す者もいます。ある意味、完全に独立した人格を持つ一人の人間と言えます。

●肉体的な能力
 業魂の肉体は、人間に擬態している人形のようなものです。但し、業魂を一般の人間と見分けるのは困難です。
 業魂は、苦痛を感じたり、食欲や睡眠欲といった人間独特の本能に近い感覚も持っています。怪我をすれば赤い血が出ます。酒に酔ったり、痺れ毒で体が痺れたり、インフルエンザ等の病気になる事もあります。
 切り取った爪や刈り取った髪の毛といったように、業魂の肉体から離れた部分は、一日程度すると突然霧散化して消滅してしまいます。体から離れた部分を意識的に霧散化させることも可能です。

 但し、業魂の生体反応は全て擬態の一種です。通常の人間なら生命の危機に陥るような状態になっても、業魂は平気なままです(痛みや負傷がなくなる訳ではありません)。断眠や断食が命の危機に及ぶ事はありません。性行為を行う事は可能ですが、妊娠はしません。人間同様に成長も老化もおこりますが、老化をどの程度で止めるかは業魂自身の意思で決める事ができます。

 業魂がどのような情報を元に、人間の体を擬態しているかは全く判明していません。

●魂命石
 魂命石は拳大の石の塊のような物体です。業魂の本体と呼べるもので、実際の業魂の思考は脳ではなく魂命石で行われています。
 業魂の体内にあり、通常は腹部に埋まっています。色や形は様々で、常に一定の形をしている訳でもありません。
 魂命石を破壊された業魂は消滅します。但し、魂命石は通常の鉱物ではなく、視認する事はできますが、物理的に接触(破壊)する事はできません。魂命石への接触(破壊)が可能と確認できているのは、「業魔」「業魂と一体化した宵闇の者」のみです。

■霊視の力

 宵闇の者や業魂は、幽霊や業魔・業魂・宵闇の者といった霊的に特殊な存在を視る事ができます。また何らかの霊的な方法によって姿を隠している存在を視る事もできます。但し、肉眼で対象を直接視る必要があり、壁越しに視えることはありません。

■孤独の痛み

 宵闇の者の体全体は、「業魂の加護」と呼ばれる霊力の膜で覆われています。「業魂の加護」は、無色透明で肉眼では認識する事ができません。
 「業魂の加護」を維持しているのは、宵闇の者ではなく結魂している業魂の能力です。この為、「業魂の加護」を失った宵闇の者は、全身を包み込むような鈍痛を覚え続けます。
 「孤独の痛み」と呼ばれるこの苦痛で直接死亡する事はありませんが、放置すると心身に重大な負担を掛け続け、意識を失い、結果として死亡してしまいます。
 「孤独の痛み」は「結魂している業魂と極端に離れる」又は「1週間以上、結魂している業魂に直接触れない」と発動し、それぞれの発動条件を満たさなくなるまで、いかなる方法をもっても取り除く事はできません。

 一方、業魂の肉体を構成している「力」の源は、結魂している宵闇の者から吸収している霊力です。
 この為、結魂している宵闇の者との接触を失った業魂も、宵闇の者と同じく「孤独の痛み」を受け続け、一日以上その状態を放置すると消滅してしまいます。

業魂との一体化
■宵闇の者と業魂の一体化

 業魂は結魂している宵闇の者と一体化する事ができます。
 一体化している状態では、宵闇の者は業魂の保有する様々な霊技が発動できます。
 一体化の流れは以下の手順となります。



<第1段階>

 宵闇の者が自らの手に浮かぶ紋章を、結魂している業魂の紋章に重ねて、武器形態を取るように命じます。
 命じる方法は言葉に出してもいいですし、心の中で思うだけで構いません。業魂側に拒否権はありません。


<第2段階>

 業魂の体が一気に霧散化します。そして、霧の中心に業魂の本体とも呼べる魂命石が浮かび上がり、宵闇の者の紋章のある手に飛び込んでいきます。


<第3段階>

 宵闇の者が、手の中に飛び込んできた魂命石を握り締めます。


<第4段階>

 握り締められた魂命石から掌を突き破るように棘のような物が伸び、宵闇の者の腕に絡みつきます。棘といっても肉質的なモノだけではなく、植物的、鉱物的といったように、業魂ごとに様々な形態を持ちます。


<第5段階>

 宵闇の者の片腕全体が異形化し、武器と腕が融合したような形となります。
 異形化した片腕には、魂命石が露出しており、うっすらと輝いています。




■業魂の暴走

 業魂の暴走のメカニズムはあまり解明されていません。
 業魂の霊格が高く、宵闇の者の穢れが多い程、暴走しやすくなります。また、業魂の霊格が最も低く、宵闇の者の穢れがない場合でも、暴走する可能性は0にはなりません。また、宵闇の者が生命の危機に陥った際、業魂が突然暴走した、といったケースもあります。

 業魂が暴走すると、自我を失って宵闇の者に無理やり融合し、業魔へと変質させようとします。暴走した業魂の試みは基本的には失敗に終わり、しばらく経つと業魂自身も自我を取り戻します。その結果、宵闇の者・業魂の双方に、精神的及び肉体的な深いダメージを与える事となります。
 更に、業魂が暴走した時、何らかの理由により宵闇の者が心身に深刻な問題を抱えていると、宵闇の者の魂は暴走する業魂によって押し潰されてしまい、業魔が生まれてしまう可能性が指摘されています。

 業魔化の可能性が最も高い事例として、業魂が瀕死の重傷を負った宵闇の者の肉体を補完している場合があります。
 業魂による擬似的な肉体に宵闇の者が頼っている間は、業魂との一体化や霊技の使用は、高い確率で業魂の暴走を呼び込み、業魔化の可能性も極めて高くなる危険な行為と考えられています。

■複数の業魂との結魂

 一度、宵闇の者となった者は、自らが望むのであれば、二人目、三人目等、複数の業魂と結魂する事ができます。
 但し、同時に複数の業魂と結魂する事はできず、他の業魂とは魂約している状態となります。

●「死穢」の蓄積
 宵闇の者は生きているだけで体内に穢れを蓄積していきます。この穢れは、華羅皇神社での儀式にて体外へと排出します(この際、抽出されるのが「依霊珠」です)が、一部、どうしても排除できない穢れが「死穢(しえ)」として体内に残ります。
 通常であれば「死穢」はそれ程多くはありませんが、霊技を頻繁に使用したり、業魔と深く関わった生活を過ごしていると、死穢は急速に蓄積するようになります。長年の研究により「死穢」が、一体化時の業魂の暴走を僅かながら上昇させている事が判明しています。しかしその他に、どのような影響があるかは、未だ完全には解明されていません。
 「死穢」の蓄積を回避する事は不可能ですが、「死穢」の蓄積ペースを緩やかに抑える方法は判明しています。その方法は、宵闇の者が敢えて新たな闇の存在を体内に取り込み、二人目の業魂として命を共有する事です。宵闇の者の「死穢」の蓄積ペースは、単純に業魂の数に反比例して低下します。

 なお、元々結魂状態だった業魂と、新たに魂約状態となった業魂達は、全て個々に別の人格を持つ個体です。必ずしも家族等の特別な親愛感情を相互に抱く訳ではありません。

●結魂状態と魂約状態
 業魂が複数いる場合でも、同時に複数の業魂と結魂する事はできません。この場合、他の業魂とは魂約している状態となります。
 一度、結魂相手の業魂を決定した後は、24時間経過しないと、他の業魂に結魂相手を変更することはできません。
 結魂状態と魂約状態の変更は、宵闇の者の意思のみで行うことができます。
 業魂が宵闇の者と一体化できるのは、結魂状態の時のみです。

●孤独の痛みと死亡
 複数の業魂と魂約又は結魂している場合、宵闇の者の孤独の痛みは全ての業魂が対象となります。つまり、三人の業魂がいる宵闇の者は、全員と一定距離以上離れてはならず、且つ、全員と一週間に一度、直接触れなければなりません。
 宵闇の者が死亡した場合、結魂している業魂及び魂約している全ての業魂は、「孤独の痛み」により結果的に消滅します。

●重魂
 宵闇の者は特定の手順を経る事により、本来、他の宵闇の者と結魂している業魂と「重魂」する事ができます。
 重魂する事により、宵闇の者はその業魂が保有している霊技を発動させる事ができます。
 なお、重魂している業魂の孤独の痛みの対象は、本来の宵闇の者です。

■業魂の種類

 業魂には6つの種類(業種)が確認されています。
 業魂が「人間形態」をとっている時は業種による外見の違いはありませんが、「一体化時の武器形態」は業種によって大きく外見が異なります。
 また、業種及び一体化時の武器形態によって習得できる「霊技」は異なります。

 一体化時の基本な外見は、「宵闇の者が、武器形態の業魂を握っている(握っている部分も一体化している)」か「腕そのものが武器形態となっている」のどちらかとなっています。武器形態の業魂の性質は、白骨系・岩系・金属系・樹木系・生物系のいずれかとなります。また、必ず、業魂の魂命石が露出しています。

【一体化した際の区分に関する補足】
 一体化時の武器形態の区分は、形状のみであり、大きさは関係ありません。
 例えば、「ダガー系」の場合、形状がダガーであれば、大きさが30cmあっても2mであっても構いません。

業種一覧
●ヨモヅチ(黄泉椎)

[一体化時の武器形態]
 【カタナ系】
 【シミター系】
 【ソード系】
 【レイピア系】

[霊技傾向]
 習得できる霊技傾向は、近距離攻撃系・防御系となります。

<発動可能霊技の例>
「霊剣具現」 (一体化していない時のみ使用可)
  霊力の剣を具現化させます

「霊斬」 (一体化時のみ使用可)
  強烈な斬撃により、対象にダメージを与えます

「連斬」 (一体化時のみ使用可)
  一瞬の内に連続して斬撃を行い、対象にダメージを与えます

●マガホコ(禍矛)

[一体化時の武器形態]
 【ランス系】
 【スピア系】

[霊技傾向]
 習得できる霊技傾向は、中距離攻撃系・防御系となります。

<発動可能霊技の例>
「霊槍具現」(一体化していない時のみ使用可)
  霊力の槍を具現化させます

「突撃」(一体化時のみ使用可)
  突撃により、対象にダメージを与えます

●イハナオ(磐那男)

[一体化時の武器形態]
 【ナックル系】
 【ガントレット系】

[霊技傾向]
 習得できる霊技傾向は、格闘攻撃系・防御系となります。

<発動可能霊技の例>
「霊気魂入」 (一体化していない時のみ使用可)
  自らの拳に霊力を付与します

「練気」 (一体化時のみ使用可)
  霊力を腕に集中させて、攻撃力を増加させます

●カガツミ(輝津見)

[一体化時の武器形態]
 【弓系】
 【クロスボウ系】

[霊技傾向]
 習得できる霊技傾向は、遠距離攻撃系・防御系となります。

<発動可能霊技の例>
「霊弓具現」(一体化していない時のみ使用可)
  霊力の弓を具現化させます

「霊気乃矢」(一体化時のみ使用可)
  弓から霊力の矢を打ち出し、対象にダメージを与えます

「回気乃矢」(一体化時のみ使用可)
  弓から霊力の矢を打ち出し、対象の負傷を回復させます。回復する対象は霊的な存在のみで、一般人の負傷を回復させる事はできません。

●シノヒコ(志比古)

[一体化時の武器形態]
 【笛(フルート、リコーダーなど)系】
 【弦楽器(ヴァイオリン、ギターなど)系】
 【管楽器(トランペット、サックスなど)系】
 【打楽器(鼓など)系】
※片手で持てる範囲の大きさまでとなります。

[霊技傾向]
 習得できる霊技傾向は、範囲攻撃系・防御系となります。

<発動可能霊技の例>
「霊楽器具現」 (一体化していない時のみ使用可)
  霊力の楽器を具現化させます

「破滅乃調」 (一体化時のみ使用可)
  (読み:はめつのしらべ)。楽器から霊力を帯びた音を出し、聞いている者全員にダメージを与えます

 「整調乃音」 (一体化時のみ使用可)
  (読み:せいちょうのおと)。楽器から霊力を帯びた音を出し、聞いている者全員の状態異常を回復させます。回復する対象は霊的な存在のみで、一般人の状態異常を回復させる事はできません。

●クラツビ(闇津日)

[一体化時の武器形態]
 【蝙蝠羽系】
 【鳥羽系】
 【昆虫翅系】

[霊技傾向]
 習得できる霊技傾向は、特殊攻撃系・防御系となります。

<発動可能霊技の例>
「霊翼の具現」 (一体化していない時のみ使用可)
  霊力の翼を具現化させます。

「疾風乃足」 (一体化時のみ使用可)
  目にも止まらぬ速度で移動します。

●未確認の業種
 文献上や目撃談としてのみ語られている業種です。実際に存在するかどうか確認できていません。

 フツスサ(布都須佐) 【ダガー系?】 【クロウ系?】
 タケナギ(建那芸) 【アックス系?】
 サハカリ(拆波狩) 【シックル系?】 【薙刀系?】
 ヲヲトコ(雄壮夫) 【ハンマー系?】 【フレイル系?】 【メイス系?】
 イツハヤ(稜威速) 【銃系?】
 ホノワカ(火和迦) 【砲系?】
 ハニヌシ(波邇主) 【シールド系?】
 イムカミ(忌雷見) 【ウィップ系?】
   ・ 
   ・ 

illust by コトバノリアキ (宵闇の者と業魂)
illust by ナイダ ヒカル (宵闇の者と業魂の一体化)
illust by 坂本みねぢ (ヨモヅチ−白骨系/イハナオ−金属系)
illust by ナイダ ヒカル (カガツミ−白骨系/シノヒコ−樹木系/業魂との一体化)
illust by 釈氏トオル (マガホコ−白骨系/クラツビ−生物系)

戻る

Copyright(C)2009-2010 YOU-YOU-KAN Corporation. All Rights Reserved.