シナリオノベル(霜月 輪)
―― いつも一緒だって約束したのに…

 消灯後の病院はひたすら静かで、時折ナースコールの電子音とナースの足音が響き渡るだけ。拘束されている両手を、力一杯動かしてみても束縛は解ける事もなく。ただ、 ……




シナリオノベル(朝日奈徹)
 冷たい風がさあっと吹き抜けていく。
 季節はこれから寒さを増していくとあって、まるで皮膚を切り裂いていくかのようだ。
 その寒さを助長するかのように、さびれた倉庫街には人の気配がなく、街灯の照明 ……




シナリオノベル(朝日奈徹)
 しゃん、しゃん、しゃん、しゃん……。
 鈴の音に乗って流れる楽しげなクリスマスキャロル。
 近づくにつれて、まず目に入るのは、周囲のビルの壁面を彩るクリスマスイルミネーション。
 そして、いつ ……




シナリオノベル(朝日奈徹)
 しゃら〜ん。しゃらららら〜ん……。
 典雅な箏の調べが流れている。
 お正月の定番といえば超定番、「春の海」。
 そこに集まっている人も、半分くらいは着物姿の、百人一首歌留多取り。
 ああ、 ……




シナリオノベル(大樹彰彦)
1:キッドナッピング

「…こんな誘拐をしても意味がないわ。博士さん。私は兄さんに嫌われているの。」

鉄格子の中、拉致された10代のジャケット姿の女の子が呟いた。首と腰を回り8の時の軌跡を描 ……




シナリオノベル(大樹彰彦)
■ 現れた2人


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後に米町喜久雄巡査(42)は雑誌記者にこう語る。

「あれは、日差しも強い真昼間のことでしたね。
貧相なアパートの並ぶ場所に突 ……




シナリオノベル(大樹彰彦)
● その壱:3vs3 ●


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「なんだ。これは…。信じられない。」
顔面蒼白な男は両手を真紅に濡らしていた。

その部屋に動く者 ……




シチュノベS(菊ノ小唄)
……彼女が知らない、彼女自身の過去。


彼女にはかつて、冗談好きな明るい性格の恋人が居たこと。

彼女は何かにつけて運やタイミングが悪かったこと。

それを見かねた恋人が『運を逃がさな ……




シチュノベミニ(志摩うま)
新年早々の天気の良い朝。
美馬坂 雪那(みまさか・せつな)は柔らかな日差しを受けながら駅へと向かっていた。
日差しはあってもまだ寒いが、お気に入りのうさぎのような白いふんわりとしたセーターを ……





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